vol.11 「カンフー椅子」


この椅子、どこかで見たことありませんか?

まさ・けし治療院の入り口には、靴の脱ぎ履きに使っていただくための、細長い木製の
椅子があります。

以前勤めていた治療院には、靴を履くための椅子がありませんでした。入口に下駄箱と、待合のソファーのみ。
ロングブーツを履いた女性や、ご年配の方が靴の脱ぎ履きに苦労されている姿を見て、
自分の治療院には椅子を置こうと決めていました。
それに、土足の場所、スリッパで過ごす場所もきちんと分けておきたかったんです。

そんなわけで、開院準備中にいろいろなお店で椅子を探していました。そして、ある日、無印良品で一脚の木製の長椅子に出会いました。
見た瞬間、 思わず心の中で叫びました。

「カンフー椅子じゃないか!」

なんのこと? と思いますよね。

自分、ホームページ内でも紹介していますが、昔からジャッキー・チェンと彼の映画が大好きなんです。

中でも印象に残っているのが、1980年公開、ジャッキー・チェン監督作品、

『ヤングマスター師弟出馬』

ジャッキー・チェンとユン・ピョウが、木製の椅子に片足を乗せて挑発し合い、そこから椅子を使ったカンフーの攻防を繰り広げます。

普通なら座るための椅子が、香港カンフー映画では武器に早変わり。
身近な道具を使ったジャッキー映画ならではのアクションです。

私が『ヤングマスター』をはじめて観たのは、テレビの「土曜ゴールデン劇場」でした。


その後のジャッキー監督作品『ドラゴンロード』『プロジェクトA 』と観ていくうちに、少しずつ従来のカンフー映画らしい戦い方から、スタントや身近な道具を生かした独自のアクションへ、少しずつ変化していったように感じます。
自分にとって『ヤングマスター』は、その変化の始まりを感じる作品でもあります。

ジャッキー、ユン・ピョウ、サモハンの「ゴールデントリオ」の作品は大好きです。
映画館で初めて観たジャッキー作品は『スパルタンx』。今でも自分の
オールタイムベストに入る一本です。

つい映画の話が長くなりましたが、それくらいジャッキー映画が好きなんです。

靴を履くための椅子として探していたものが、自分の大好きな映画の一場面までを思い出せてくれる。 

そんな理由で迷わず購入しました。

ちなみに真似をして振り回したい気持ちもありましたが、重くて危ないので止めておきました。 きっと同じ理由でこの椅子を買った人なら、一度くらいは振り回してみたいと、ジャッキーの真似をしようと思ったはずです。(笑)

ただ、この椅子にはひとつ注意点があります。
細長い椅子なので、後ろに体重をかけすぎると、ひっくり返るおそれがあります。
どうかお気をつけてお座りください。


もちろん、カンフーは禁止です。


Picture of 芥子まさゆき

芥子まさゆき

まさ・けし治療院